世界的にはMagic:The Gatheringが有名です。ファンタジーの世界を題材に、カード毎に様々な特徴が設定され、複雑な戦略を実現できることが大きな魅力です。各カードには美しいイラストが描かれ、コレクション性も高いのです。新しい機能とイラストを持ったカードは、続々と発売され購買意欲をそそります。マーケットとしては非常に優秀です。強くなるために、新しいカードが欲しくなり、あるいは全てのカードをコレクションしたくて、他人に自慢したくて、カードを買い続けるのですから。誰かが、お金を刷っているようだと言っていました。笑いが止まらないでしょう。
カードゲームファン、ボードゲームファンは世の中に様々な同好会があるようですが、OJISAMAな私としては、今更そのようなコミュニティに参加し、恥を晒すこともできず、密かに iPhoneゲームで本格的なカードバトルゲームが出ないか狙っていました。いくつかのカードゲームが発売されましたが、イマイチなものばかり。そして、やっと見つけました。それが数日前に購入した ASCENSION (アセンション)です。
デッキビルド型カードゲーム
アセンションは、デッキビルド型カードゲームに分類されます。カードゲームは、相手のカードが演じるファンタジー世界のクリーチャーを倒す対戦型が主流ですが、最近は新しいタイプのカードゲームも人気があるそうです。デッキビルド型は、自分のデッキ(カードの束)を充実させていくことを目的とするそうです。最初は、よく理解できませんでした。アメリカ生まれのゲームなので、解説は英語、チュートリアルも英語。英語そのものは決して難しくないのですが、ゲームの目的やコンセプトが初めてなので、解釈に困りました。AppStoreでの評価点は良いし、評判もよい、値段も手頃、そして何よりカードのイラストが本格的でかっこ良いので、絶対に面白いはずだと確信し、久しぶりに1日かけて、マニュアルから、しっかりと読んで進めてみました。
結論です。とても面白い。1回のプレイ時間は10分から15分ぐらい。サクサクと進むし、カードゲームに特有のコンボも、気持ちが良い。すこしでも、面白さをわかってもらおうと誌上プレイでゲームの雰囲気を再現してみます。
神殺しの年代記 CHRONICLE of the GOD SLAYER
平和だったヴィジル(世界)に、危機が迫っています。堕落した神サマエルの封印が解け、眷族であるモンスターたちが出没するようになりました。プレイヤーは、英雄(ヒーロー)達を招聘し、魔導器(コンストラクト)で武装した軍団をつくりあげ、名誉(オナー)を獲得し、神を殺す者( God Slayer)とならねばなりません。
誰が世界を救うのか。ライバル達も名乗りを上げました。封印の解けたヴィジルの街は、愚かにも封印を解いてしまったカルティスト達や、数千年の昔サマエルを封印した4柱神に祈りを捧げる神秘主義者達、一旗揚げようとする傭兵達で溢れています。サマエルと敵対する4柱神のしもべ達(ライトンド、ヴォイド、メカーナ、ライフバウンドの各神派閥)もヒッソリと出番を待っています。ささやかなルーン(神秘の通貨?)とパワー(攻撃力)、8人(枚)の徒弟と2名の衛兵を従え、プレイヤーの神殺しへの旅が始まりました。
Snap Dragon |
Samael's Trickster |
Oziah the Peelless (これが今一番好きなカード) |
ついに全ての名誉は尽きました。各プレイヤー達は、獲得した名誉と軍団を王に披露し、誰に神殺しの使命が下るか、王の判断を待つのです。結果は ........
フレーバーテキスト
各カードには、カードの効果と全く関係ありませんが、雰囲気を盛り上げるための「フレーバーテキスト」が斜体で記載されています。そんなこだわりもカードゲームの良いところ、恰好良いところです。iTunes App storeで、450円、決して高くはないと思います、お勧めです。私は、追加パック [ Return of the FALLEN 堕落しものの逆襲 ] ( 250円)を購入しようか、迷っているところ。きっと、購入してますな。