2011年7月26日火曜日

ストップ!にいちゃん

漫画「ストップ!にいちゃん」について書いておこう。

小学校の頃、近くには貸本屋がまだありました。小さな水路に沿ってひかれた路地に、その貸本屋はありました。おじさんが一人で番をやっていた記憶があります。小さな店で8畳ぐらいの敷地の壁三面が本棚になっているだけ。「伊賀の影丸」や「ストップ!にいちゃん」を一生懸命借りた。記憶のズレかもしれないが、「ストップ!にいちゃん」は何回も借りて読んだ気がします。小さい頃は気に入った本は何度も読む習慣があった。「ストップ!にいちゃん」は兎に角面白かった。今思い出しても笑いを堪えられない。著者の関谷ひさし氏とは相性が良かったのだろう。復刻ブームが過去何度もすぎ、その都度、期待したのだが全く気配もなかった。そして○○年後、つい最近復刻しているのを見つけた。それも完全版で。思い出もAmazonで買えるとは幸せな世の中になったものです。
漫画にも古典があるのは、今や常識。古典となった漫画はこの先何度も再販され、恐らく絵画の様に補修され、カラー化も試みられ、デジタル化も進むだろう。「ストップにいちゃん」は、ついに古典になったのだなあ。再販された事実はとても大きい意味があるよ。