2011年4月30日土曜日

地ビール

神田の地ビールハウス「蔵くら」に友人2人と飲みにいく。初めての店。連休前日のせいか、途中から随分と賑やかになった。人気は少なめで静かなほうが好みなのだが、それはお店に失礼な話。

印象に残ったのは、

  • 宮崎ひでじビール(宮崎)
  • スワンレイク(新潟)

たしか、これも飲んだと思うのが(お店のホームページで調べたが)

  • ヒューガルデンホワイト(ベルギー)
  • サンクトガーレン(神奈川)

いいかげんだなあ。次回は、ちゃんと覚えよう。

特に最後に飲んだスワンレイクは、いい加減酔っぱらった舌にもガッチリ残る印象。黒砂糖っぽい甘さを感じた気がしたが、まあ味覚には自信ないし、鼻はバカなので。

それにしても、地ビールは随分とブランドによって味が違うのだな。ドライと発砲酒に麻痺していた私の喉でも判る。今度はがぶ飲みせずにゆっくりと飲みに来よう。


写真は注文したソーセージの盛り合わせ。色合いがとてもきれい。

野菜スティックみたいなのを注文しソースの一つを私のたっての願いでチョコレートにしたが、これは大失敗。すみません。チョコレートは私が全部いただきました。うーー。



ビール製法が気になったので、調べてメモ

  1. 麦芽粉砕。糖化しやすいように麦芽を粗引き。
  2. 糖化。麦芽のでんぷんを糖に変える作業。糖化釜で麦芽と温水を混ぜ、加熱。テイストの違いを作る。
  3. ろ過。ロイタータンで麦汁をろ過する。モルトジュースが出来る。
  4. 煮沸・ポップ投入。煮沸釜で麦汁を煮沸。コクと殺菌効果に関係。ポップを段階的に投入して苦味と香りをつけるし、たんぱく質を凝固させて分離しやすくする。
  5. 不要物の除去。ワールブールで遠心分離。
  6. 冷却。発酵適温まで瞬間冷却。
  7. 発酵。ビール酵母を投入。酵母菌が糖分を食べてアルコールと炭酸ガスを放出。
  8. 貯酒・詰口。ビアサーマルで熟成。
  9. 瓶詰・樽詰。

2011年4月25日月曜日

iTunes Storeビジネスの現実は

Apple決算、iPhoneが好調で純利益倍増の過去最高業績 - ITmedia ニュース via kwout

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/21/news021.html
appleの第二四半期の売上構成で話題になっているのがiPhoneの比率だ。約50%を占めた。世界一の電話会社になったと誇張する記事も出ている。しかし、私が最近の売上構成で気になるのはiTunes Storeだ。今回は16億ドルで6.5%。ハードウエア販売と比べて余りに低い数字だし、また年々売上構成比は下がっている。Appleはアメリカの音楽小売店で最大の売上を誇る。そのAppleが音楽販売ビジネスで大きく儲からないし、伸びていないとすれば、音楽販売は儲からないビジネスだということになる。ソフトウエアは儲からないのだろうか。
ソフトウエアビジネスは儲からないと随分昔から言われている。大量生産ができず、趣向が偏りがちでで、コピーが容易であるため、十分な利益が取れないからだ。ソフトウエア産業に参画しようとする人間にとっては随分と厳しい現実だ。ロングテールコンセプトが人気だった時、ソフトウエアはやりようによっては良いビジネスになると期待した。しかし、結局 A商品しか利益を出せないだとすれば、ビジネスも魅力ないが文化も単調でつまらないものになっていくしかないのだろうか。寂しいね。

2011年4月24日日曜日

ランチパック

通勤距離が長く、特に帰りは乗り継ぎも悪くて三時間ほど掛かってしまう。その間お腹が減り、帰り続ける気力がなくなり、人生の負け組に入った気分になる。友人の勧めで最近は駅のコンビニでオニギリを買って食べることにしたのだが、これは効果的。おかげで通勤時間に作業をする気力が湧いてきた。そのオニギリだが、ふと棚に一口サンドイッチみたいなパンを見つけて買ってみた。これが2個入り120円ぐらいで中々美味い。山崎パンのランチパックだ。新製品かなと調べてみて驚いた。1958年以来の定番商品で既に100種類以上もバリエーションがあるそうだ。先日食べたのはメープル&マーガリンだが、プリン風味クリームとか豚角煮とか、ご当地もの、季節限定ものもある。山崎では専用のホームページがあり、ユーザによるファンサイトもあったり、なんだが盛り上がっています。ランチパックは、耳を落とした食パン2枚で具材を挟み四隅を圧縮してつないでいる。柔らかい食パンの生地は出しゃばることなく、やさしく具材を支え、その味を生かしている。しばらくは、ランチパックの日々が続きそう。
ところで、山崎といえば白いお皿。白いお皿プレゼントの「山崎・春のパン祭り」は「東映・マンガ祭り」「花王・ヘアケア祭り」と合わせて日本三大祭りと称されるが、今年は震災で自粛となったそうだ。非常に残念なことです。

2011年4月22日金曜日

Englishman in New York

プロパー社員が一般的にどの様な比率か調べてみたが、良い資料がない。やはり個々の会社毎に違うようだ。私の所属する会社では、カンだが三割は転職組だろう。会社の業績が悪いほどプロパーの昔を惜しむ声が聞こえる。そして悪くしたのは転職組のせいだと考える人も多い。
私は転職組。居心地悪いのは承知だが、自身の考え方や生活スタイル、文化は守っている。嫌がられているけどね。頑固だが、生き続けるとはそのように不器用なものだと最近は納得している。そして、その様を描いたスティングのEnglishman in New Yorkは素晴らしい作品だ。
まったく、カラオケで上手く歌えないのが大変悲しい。歌うと嫌がられてのは文化を守っているせいなのだから仕方ないと諦めて欲しいものだ。
*    *    *
この歌は最近オーケストラバージョンが出た。良い。やっぱり、買おうかな。

2011年4月20日水曜日

ニューヨークの窓

割れ窓理論は、小さな罪を放置しておくとやがて蔓延し大きな犯罪の多発、生活環境の悪化につながると言う仮説だ。この理論に基づきニューヨークで行われた、小さな犯罪の徹底的な取り締まりは成功し評判となった。日本でも秋葉原や新宿の例がある。まあ何事も徹底しなかったのは日本らしく微笑ましいのだが。私は、この理論を勘違いしていた。秩序のある状況、整備された環境を人は壊したくないと言う心理が働くため維持されやすい、しかし一度小さなヒビが入ると急激に悪くなってしまうという、システム論だと人に偉そうに話していた。はずかしいなあ。
ところで、なぜ割れ窓理論を思い出したかというと「華胥の幽夢(かしょのゆめ) 小野不由美著」を読んだから。その中の一遍「乗月(じょうげつ)」は小さな罪に死罪を言い渡し、多くの民を死刑にする潔癖症の王の話。そうか、この王は割れ窓理論の実践をしたのだなと気づいた次第。
システム工学で社会システムはフィードバックループが複雑に入り乱れた、ふわふわとしたものだと教わった。割れ窓理論も乗月の王も硬すぎる。もっとゆるゆる、ゆったりと行きたいものだ。そんなに簡単に壊れたりしないから。

2011年4月18日月曜日

インスタントコーヒー

コーヒーが好きなのか、カフェインを体が求めているのか、一日に何杯もインスタントコーヒーを飲む。会社にはドリップ式の珈琲サーバが用意されているが、自分で買ったインスタントを飲む。理由は、すぐ飲みたいから。珈琲サーバはしばしば切れているので、自ら作らなければならない。とても待っていられない。カフェイン中毒かもしれない。
インスタントコーヒーの製法にはスプレードライとフリーズドライがある。スプレードライ式は安上がりで溶けやすいが、風味が飛んでしまうために味はフリーズドライに劣るらしい。すぐ飲みたいし大量に消費するので、選ぶのは勿論安いスプレードライ製品だ。しかし半年ほど前だろうか、スプレードライの高級品が発売された。STARBUCKS VIA Coffee Essence。風味が逃げないように一杯分スティックになっているのだろう。これは嬉しい。持ち運べるので、ホテルでも美味しい珈琲をすぐ楽しめる。自宅でもとっておきの一杯が手軽に得られる。自宅ぐらい豆挽いて作るか、せめてフィルタ式にすればと呆れる人もいるだろう。違う。機器を洗うのも面倒だし珈琲が溜る時間は長い。やりたいことは多く、しかし人生は短すぎて、珈琲の出来あがりを待てないのです。

2011年4月17日日曜日

上野駅 駅ナカ散策

前日(注:原稿は4/16 土に書きました)泊まったサウナ北欧を後に先ず恒例の明正堂書店へ。明正堂は朝8時から開いている品揃えも良いお気に入りの本屋。今日は目ぼしい本は無し。本屋を後に改札をくぐり構内へ。3階の駅ナカモール「ecute」が完成したので寄ってみることにする。10時前で殆どの店は開いていない。喫茶店でモーニングを食べて待つ。
最初に入ったアンジェ・ビューロは高級文具・雑貨店(写真)。書斎がコンセプト。少数だが上草甚一など趣味性の高い本を並べている。CYMAの時計やRIKIブランドの時計、Tivoli audio model twoなどもあり丸善をもっと鋭利にした感じ。
スペースの中心はスイーツ、総菜、お土産。最近の駅ナカの傾向どおり。昼飯代わりに竹隆庵岡埜で、こごめ大福2個入りを買う。
エリアの外れに森香るBARを見つけた。最近お気に入りの白州ハイボール600円、一杯だけ飲んでしまおうかと迷う。
改装前の駅ナカでは、本屋が中心で敷地を大きくとっていたが、新店舗のBookExpressは隅に移った。見た目洗練された棚づくりだが新刊の呪縛から外れられず、少し残念。しかし7:30 - 22:30 の営業時間は以前と同じで嬉しい。

上野は私の東京での生活基点(ハブ)。上野の駅ナカが復活してくれたのはありがたい。いろいろと発見がありそうだ。

2011年4月14日木曜日

椿

最寄りの駅に向かう途中に椿を見つけた。木の下にはこんもりと花が散っている。椿は桜のように花びらが一枚一枚、ハラハラと散るのではなく花まるごとポトリと散る。音がするのでは。夜な夜なぼたぼたと散る音が響き、落ちた花が月夜に照らされる様を想像すると生々しい。学名はcamellia japonica で海石榴とも書くそうだ。カメリアと言えばダイアモンド。深紅のキリッとした大人の女性のイメージだろうか。散り様から落馬を連想するらしく、馬の名前に使うことを嫌がる。実際、ツバキの名を冠した馬が落馬を起こしたこともあるらしい。それでは落語家の名前に使うのはいかがだろうか? きっちりと落ちると言う意味で!椿亭海石榴とか。

2011年4月13日水曜日

耳鳴り

芭蕉の句「岩にしみいる蝉の声」の正体は耳鳴りだったとの説がある。耳鳴りは二種類あって、一つは中耳の繊毛の波動で、もう一つは心音や血流の音だそうだ。耳鳴りは誰にでも聞こえている音だが、なにかに集中している時は、脳でフィルタが掛かり聴こえないらしい。確かにひょんな拍子で気にならなくなる。私はBOSEのquiet comfortを使っており、これはお気に入りなのだが、全くの無音状態にならず、サーと耳鳴りが聴こえる。酷く気になってしまう。耳鳴りも、位相波で打ち消してくれるヘッドホンを作ってくれないだろうか。ねえ、BOSEさん。