2011年4月13日水曜日

耳鳴り

芭蕉の句「岩にしみいる蝉の声」の正体は耳鳴りだったとの説がある。耳鳴りは二種類あって、一つは中耳の繊毛の波動で、もう一つは心音や血流の音だそうだ。耳鳴りは誰にでも聞こえている音だが、なにかに集中している時は、脳でフィルタが掛かり聴こえないらしい。確かにひょんな拍子で気にならなくなる。私はBOSEのquiet comfortを使っており、これはお気に入りなのだが、全くの無音状態にならず、サーと耳鳴りが聴こえる。酷く気になってしまう。耳鳴りも、位相波で打ち消してくれるヘッドホンを作ってくれないだろうか。ねえ、BOSEさん。