2011年6月29日水曜日

アメ横の夜

友人と飲んで遅くなると上野のサウナ北欧に泊まります。今夜も酔っ払って上野に到着したのですが、少し小腹が空いたのでアメ横をうろついてみました。
夜9時には雑貨、乾物、衣類などのお店は閉まります。通りの入り口近くはまだゲームセンターやチェーン店系の飲み屋が多くあり賑やかですが、御徒町のほうに向かうとシャッターばかりで寂しい感じ。でも時折、店の前にテーブルを展開して飲ませているお店が見つかります。


日本酒、ビールと少しのおつまみでくたびれた小父さん達が管を巻いています。なんか、ちょっといい感じ。昭和に戻った気分になったのは最近みた「三丁目の夕日」のせいでしょうか。名残りおしくて、そっと写真を撮ってみました。

[MHP3] ナルガクルガ


何か突破口が必要です。この閉塞感を脱するためには。問題は簡単、上位のモンスターが倒せないこと。時間が掛かりタイムアップすること。原因は手数の少なさと攻撃力の弱さでしょう。対策として、手数を増やし、ドリンクタイムや歯磨きタイムを減らし、攻撃時間を稼ぐため、片手剣に最適な装備を作ることにしました。攻撃力の弱さは爆弾や捕獲スキルで補うことにしよう。まとめ上げた戦略はこれです。自信あり!
  • ターゲットはイビルジョー、レウス希少種、ティガ亜種
  • 片手剣は雷属性最高峰の王牙剣【折雷】
  • 装備は「捕獲の見極め」「ランナー」「スタミナ急速回復」がつくナルガU装備を入手しスキル強化
  • 王牙剣の作成のため、ジンオウガ上位を尻尾切断、捕獲マラソン
  • ナルガU装備のため、ナルガクルガ亜種の尻尾と翼破壊マラソン
武者震いがします。
まずはジンオウガ。角の破壊が重要なので、ハンマー夜行槌【常闇】を抱えて、気絶無効の対ジンオウガ装備で挑みます。バカ犬に足スタンプされまくりながら、頭に挑むこと三匹目のジンオウガ・クエスト。やっと、片方の角を破壊します。もう一方も破壊しないと尖った角は破壊報酬になりません。もう夢中で叩きに掛かりますが、頭に届かない。転ばして頭を叩こうと先ずは足狙い。またスタンプされてしまいます。あ!お供偉いぞ。なんか転ばしてくれちゃった。我がお供はジンオウガ弱点の氷属性武器だったんですねえ。忘れてました。角を狙って必死のスリースタン。破壊完了。捕獲。そして村に帰って王牙剣【折雷】完成です。
ジンオウガ•マラソンで一週間が過ぎ、土日はナルガクルガ亜種。尻尾切のため、伝家の宝刀ホウマノツルギで緑の迅竜に挑みます。ナルガ戦は、それなりにこなしたので、時間はかかりますが気が楽。地道に捕獲して、素材を集め、ナルガU装備を作っていきます。ナルガ戦の後は火山で炭鉱夫になり、御石集めも久しぶりにやりました。4匹程倒し、完成まで延髄を残すのみとなります。そう、延髄です。数%の確率でしか出ない延髄。尻尾切って頭を破壊して10%程度の確率でしょうか。延髄は、亜種じゃなくても良いので少しでも弱いほうが良いとナルガ通常種に挑むことにしました。この時にスッカリ忘れていたんですね、アイツのことを。
ナルガを舐め切って向かっていくと、なんかガンガンと吹っ飛ばされてしまいます。どうも通常種の動きを忘れていたようです。ドリンクを飲む間もなく、体力が削られ、逃げ回るのにアクセル踏みっぱなしで、スタミナがカラカラ。避けることも出来ません。ヤバイ。まだ数分しか経っていない。グレートを飲もうとセットを切り替えていると、あれ?なんかがぶつかってきて、あえなく死んでしまいました。イノシシ野郎!! そうです、このクエストはイノシシが出るんです。肥やし玉で逃がすのが常套手段なのですが、スッカリ忘れて肥やし玉も持ってきていません。あちゃー! その後も一死。仕方なく慎重に時間を使い、ドリンクを全て使い、やっと捕獲。尻尾も切りましたが、延髄なんか出やしません。
月曜日、猪に懲りて、ナルガ亜種に戻り再戦。一緒に出てくる毒竜ドスジャギイは無視。たまに毒を浴びせられますが、お供達がしっかり笛を吹いてケアしてくれます。まずは確実に頭を削っていきます。そして尻尾へ。なかなか当たりません。夢中で斬りつけているうちに何処かに飛んで行ってしまいました。そう、ペイントを忘れていたんですね。探しても見つからない。ウロウロしていると上からドスーンと降りてきましたよ。早速ペイント、また大剣のヒット&ウエイを続けます。お!捕獲マークです。でも尻尾を切っていないので切り続けます。後ろに廻って切ろうとすると逃げてしまい、空振り。イライラします。あれ?ナルガ倒れてしまい狩猟完了? お供よ、なぜ尻尾切断まで待ってくれないのだ!哀しい気分で剥ぎ取りしていたら、なんと出ました延髄。やったね。

ナルガU装備一式、完成です。「捕獲の見極め」「ランナー」「スタミナ急速回復」がついてます。これに「研ぎ高速化」と「回避性能+1」を装飾品で付け、体術低下を御石で隠しました。うむ!満足。明日は試し斬りに行きましょうか。

2011年6月22日水曜日

[MHP3] ホウマノツルギ

狩友との狩猟でリオレイア希少種を捕獲することが出来た。先日、造った片手剣【昏冥】のお陰だとうそぶいておこう。
でも、やっぱり素材は中途半端で先に進んだ気がしない。良い装備も手に入らないし、出来れば攻撃力を強化したい。何をトチ狂ったのか、ふらふらっとホウマノツルギを抱えて、イビルジョーに向かいました。孤島です。倒せないまでも爪が拾えれば、護符を強化出来るかも。先日は酔っ払っていたし、ジョーが苦手な雷属性の武器だし。「弱いの来い」スキルつけたし。


そして出てきました巨大なゴーヤ。グルグル回ります、四股を踏みます、なんか火を吹きます。一発一発、丁寧に当てて行きます。そしてヨダレ垂らしました。睡眠肉をあげます。眠りました。大タル爆弾Gをかまします。怒りました。隣のエリアに退散。歯磨きして呼吸を整え、また一刀一刀と刻みます。なんか疲れた様子、お腹空いたかと痺れ肉をあげます。ビリビリ来ています。たくさん切りつけます。また怒っちゃいました。逃げ回りながら、噛み付かれてもいいように肥やし玉を初期ポジションにセット。まだ粘れそうなので、今度は毒肉をあげます。食べたんですが効いたか怪しい。
まだまだジョーさん元気。私はクタクタ。もう肉をあげても効きません。少しずつ尻尾に的を絞り当てて行きます。35分ぐらいでしょうか? 遂に尻尾切断。ヤター!
もしかしたら!もしかしたら倒せるのか?冷静に冷静に刻みます。しかし、後5分の笛が。ロスタイム無し。目の錯覚でしょうか? 足を引きずったように見えましたよ。罠行きます。掛かりました。捕獲玉投げました。ガックリ。ダメです。そして終了の笛が虚しく響きます。尻尾まで切ったのになあ。
ランク6いやじゃ! ランク5を全て終わらすことにしようかの。そんな訳で、ランク5のリオレウスへ。
ホウマのツルギと対レウス専用防具のお陰で「空の王者リオレウス」を35分程でクリア。もうレウスは簡単レウス。
しかし、ランク5の残りのクエストは複数ばかり。びびって出来ません。ランク5で負けたら、益々自信喪失ですからねえ。
なので、ランク6のジンオウガへ挑みます。ナルガハンマーと対ジンオウガ装備。これも35分でケリがつきました。
さて、これからどうしよう? レウス狩マラソンかジンオウガ狩マラソンか?

2011年6月21日火曜日

真社会性生物に学ぶ

「働かないアリに意義がある」(長谷川英祐 著)を読みました。最近は日本でも専門分野を面白く解りやすく、計算された構成で読ませてくれる学者さんが増えて来たように感じます。科学読み物は以前は海外物が絶対面白かったですね。「アシモフ撰集」や「エデンの恐竜」、「ゲーテル エッシャー バッハ」、「蜜蜂は何処にきえたか」など夢中で読んだものです。日本人の学者さんも科学系ジャーナリストも更にエンターテイメントして欲しいです。
さて、「働かないアリに意義がある」ですが、アリや蜜蜂など真社会性生物と呼ぶ群れをつくる昆虫の特異点について、時に人の社会になぞらえながら書かれている本です。遺伝子の競争や進化論をめぐる論争など色々と面白いことが述べられているのですが、特に興味深いのは、やはり表題になった「働かないアリ」の存在意義です。話は逸れますが、悲しかったのはオスアリの存在価値と行く末。涙なくしては読めません。


話を戻して「働かないアリ」ですが、機能はバッファだそうです。働かないアリと働くアリに能力的な差は少なく、また各アリは専門特化していない凡人で年齢と共に仕事が変わっていくそうです。また規則に従わないアリもいるらしい。同じ行動をとらないために偶然に餌へのショートカットを見つけたりします。バッファのコントロールはどうしているのかと言うと、管理者がいるのではなく閾値とよぶ反応する限界値で自然に動員されるそうです。作者は、片付けたくなる衝動が起きるゴミの量は人それぞれ異なることに例えていました。
これは企業のオペレーションシステム戦略モデルになるのでは。月によって大きく業務量が変化する業種業態は多い。このような企業ではパートアルバイトで補充したりするのですが、企業によっては変化に規則性がなく、また標準化しにくい業務だったりしてパートアルバイトでは補完出来ない場合もあります。働かないアリ戦略をここに適用してみるのはどうでしょう。人事異動を駆使して各業務組織の30%ぐらいは常に流動させ全ての業務に経験をもつ凡人を多数作りだします。各業務はコアメンバーがいて、この人は人事異動の対象とはならず、その業務を実業ではやりません。コアメンバーの役割は常に会議にでて会社の状況をつかむことであり、他のコアメンバーと連日酒を飲みコミュニケーションを深めること、言わば指揮命令系統を超えたオペレーション組織内の裏の連携網を作ることです。出来上がった凡人たち、
おそらくコストが安い集団を多めに各組織に配置します。効率は落ちますが数で補う戦略です。基本、残業が発生しない程度まで潤沢に人を配置します。そして閾値は残業タイムです。残業が発生しそうな所に裏組織を通じて、応援が自然にはいるように柔軟な人員配置作戦を実行するのです。
どうでしょうか? わざと人を余らせ一見非効率に見えて実は低コストな真社会生物を真似た戦略は。結局、残業が一番たかいですからねえ。

2011年6月20日月曜日

[MHP3] 闇夜剣【昏冥】

(この記事は先週の木曜日に書いてます)
ランク6の強さに恐れおののき、途方にくれた。それでも、考えたことはドリンククエスト制覇。ランク6に突入したおかげで、恐らく最後のドリンククエスト「飛竜、走る走る」が開放されました。これをクリアすれば、ランク6で有効な強力なドリンクが手に入るかも知れない。その期待のもと「飛竜、走る走る」クリアを最初の目標にします。
「飛竜、走る走る」は、ティガレックスとベリオロス亜種の同時狩猟。どちらも、派手に動き回るので、こちらも片手剣で挑むことにします。どの片手剣にしようか。前から欲しかった無属性片手剣の最高峰(だと思っている)「昏冥」を作成することにしました。というわけで、ナルガクルガ亜種に挑みます。武器はホウマのツルギ。現時点で私が持っている雷属性最大の大剣。戦うこと20分程。尻尾も切れて、ラッキーなことに延髄も手に入れ、捕獲完了。ナルガならば、今後もなんとかナルガと確信しましたね。(この時の写真)


昏冥を作成し「飛竜走る」に挑みます。装備のスキルと加え会心率60%で切れ味は6(白)です。すばらしい。私の華麗なフットワークと合わせれば怖いもの無し。
過信して開始早々に一死したものの20分でベリオロス亜種を捕獲。あと30分。楽勝か。ティガ発見。やられないよう慎重に追い回し、あるいは逃げ、隙を見つけては飛び込みラッシュ。後10分。まだ弱りません。クールにヒットアンドウエイを続けます。後5分。まだ捕獲判定でません。そして、やられたあ!二死。パニックです。必死に追いついて、一縷の望みと罠を仕掛け、捕獲玉を投げます。一個、二個。ああ!ティガさん元気に暴れています。虚しく切りつけ、そしてタイムアウト。
どうしたらいいんですか!

2011年6月19日日曜日

ムーンベースは月面基地

いつものように金曜日の夜を上野のサウナで過ごしました。週末になるとさすがに体はへとへとです。精神的なものなのか、土曜日の朝はボーっとしています。腰も痛いし、耳鳴りもします。けっして、サウナのリクライニングシートが硬いとか、飲み過ぎて胃腸が痛んでいるとか、寝る前にゲームをして興奮しているとかのせいではありません。
今日は何をしようかなと考えながら、サウナルームを出入りします。外はどんよりと曇っていますが、「パウル・クレイ展」にしようかと朝の露天風呂で決心し、まずはいつものように、上野の明正堂書店にいきました。店内をぶらりと立ち読みしているとみつけちゃいましたね。"Piece Maker 7巻"と"ジェリー・アンダーソン SF特撮 DVDコレクション 1 サンダーバード & 謎の円盤UFO"。早速購入し、結局いそいで帰って楽しむことにしました。パウル・クレイ展は、来週以降かな。

途中、西日暮里で乗り継ぎの時に駅ナカのフランスパン屋「TOKYO BACKHAUS」でバケットとベーコン・エビを購入。(初めて買ったのですが美味しかったので、また買いましょう。)

"謎の円盤UFO"は、日本で放送された当初の記憶はわずかしかありません。しかし何回も再放送を見たせいか、リアルで観た気分です。
それにしても、お子様向きの特撮ばかりの日本と違って、今も海外は大人が主役です。1時間以上とタップリ時間をとります。特撮技術は日本もまけていないのしょうが、ドラマの作り方は、そして作家に与えられる時間は断然海外のほうが上です。アニメの萌え絵ばかりのSFに少々げんなりしています。実写をたまに期待すれば、キムタクのヤマトではねえ。
さて謎の円盤UFOです。まずテーマ曲が恰好良いですね。ぜひ、iTunes Storeにもありますので探してみてください。日本の能天気な根拠のない楽観歌曲と違う、軽快、重厚、マシンナリーなインストルメンタル。脳内に植え付けられる曲です。そして、主役のストレイカー長官。沈着冷静な軍人タイプですが、地球防衛組織 SHADO(シャドー)の指揮命令系統では中間管理職。大きな陰謀のなかで翻弄され苦悩する姿も恰好良い。忘れていけないのはメカ。ジョリー・アンダーソンの世界では必ず印象的なメカが登場しますが、SHADOのメカがイカスのです。UFOの進入監視を行うコンピュータ衛星SID(シド)、UFOを最初に迎撃するのは月面基地Moonbaseから出撃するIntercepter (インターセプタ)。地球に進入したUFOを最後に葬り去る原子力潜水艦 sky-diverより発射されるSky-1。変形も合体もしません、ミサイルも数発しかもっていません。どうですか、このリアリズム。このシステム。
これを機会にジェリー・アンダーソンを楽しんみることにします。

きっと、サーバかサービスの名前に、SID(シド)とかつけてしまいそう。

2011年6月15日水曜日

[MHP3] Rank6 一人旅は不可能 泣!

モンスターハンター・ポータブル3のハンターランクが遂に6に成りました。昨年12月に購入して半年以上。ほとんど土日しか遊べなかったので、実時間は350時間ぐらい。良く続いています。この歳でゲームに夢中になるのもみっともないのですが、面白いですからやめられません。お陰で、他のゲームを購入しないのでコストパフォーマンスは抜群です。
さて、ランク5までは、なんとか一人でキークエストを攻略しました。しかしランク6への緊急クエストはジンオウガ2匹。怖くて無理です。一度勇気をだしてチャレンジしましたが、一匹目を倒す寸前で、もう一匹が乱入。こやし玉を当てるために、もたもたしている間に死んでしまいました。狩友2人のお陰で、この緊急クエストをなんとかクリア出来た次第です。
ランク6になって狩友の力を借りて倒したかったのはイビルジョー。しかし3度も3人で挑んだが失敗。私が悪い。
打ちひしがれて帰ってから考えた戦略は、イビルジョー対策に龍属性武器を手にいれること。作成に必要な「勇気の証G」を手に入れるために大連続クエストに挑みましたが、三匹目で時間切れとなりクエスト失敗。三回試しましたが全て時間切れ。
どうしたら良いのだ! to be continued ...
* * *


モンハン関連のブログは多いのですが、ロートルハンターのランク6一人旅のブログは、珍しいでしょう。誰の参考にもならないでしょうが、自分が楽しいので、時々 ランク6の旅を書きつづけることにします。

2011年6月12日日曜日

Appleが魅せる未来


WWDCが終わり、Appleの次の階段が示されました。次の一年にAppleはどう進むのか? Appleの製品を持っている人達にどの様な可能性が提供されるのか? とてもスッキリしました。

PC Free

かなりの人がPCと同期せずに使っているそうです。電話なので当たり前なのでしょう。"PC Free"は単なるiPhoneのスタンドアローン化ではないことが重要です。他のスマートフォーンは、あらゆる機能を小さなボディに詰め込んで、操作が複雑で多機能すぎて、使いにくい小さなPCになってしまいました。しかし、iOSは小さなボディから出発し、モバイルは如何にあるべきかを考え、すこしづつ積み重ねてきました。決して無理をせずに。その一つの形として今回、iCloudと3G/WiFiネットワークを背景に実現した"PC Free"です。真の"Agent"が実現したのだと期待しています。

Mac OSX から OSX へ

過去、Appleはビジネスモデルが大きく変わったときに名前をさりげなく変えてきました。Apple Computer -> Apple, iTunes Music Store -> iTunes Store, iPhone OS -> iOS。そして、今回デスクトップOSの名称が Mac OSX から OSX と変更されています。何が変わったのでしょうか? OSXは、もしかすると他社へライセンス供与されるかも知れませんし、大きな画面を必要とするデバイスへ組み込まれていくことになるかもしれません。OSXの提供が原則パッケージ販売はなくAppStore経由となったこと、そしてその価格が衝撃の2600円であることは、その背景に大きな意味があると想像しています。

新世代のUI

OSX Lionのプレゼンテーションで、"Full Screen Application"、"Mission Control"などが報告されていました。Mr. Jobsは、「私はここ数年ファイルシステムについて考えてきた」と話ました。これまでのユーザ・インターフェースは、ファインダ(Windowsの場合はExplore)、メニューバー、マウスに支えられてきました。しかし、デジタルチルドレンならば兎も角、普通の人にはマウスさえも複雑になりすぎたのではないでしょうか。OSX Lionが推奨するアプリは全画面で表示され、アプリの切り替えやスクロールなどはタッチ操作です。保存ファイルは、恐らくOSのどこに保存されているか隠匿されている状態になるでしょう。デスクトップにファイルを並べて置いているひとは、さようならですね。スクロールバーとかメニューバーとかも無くなりますし、マウスも不要です。先日Windows8も発表され同様のトレンドを示していました。いよいよ新世代のUI(ユーザインターフェース)に向かって全てが動き出したようです。

音楽ビジネス

音楽販売は長らく違法コピーとの戦いでした。デジタル・コンテンツの販売が遅れ気味なことも、違法コピー問題が主な理由ですね。AmazonやGoogleがいち早く始めた音楽ロッカーサービスも結局その背景に違法コピーファイルを暗に認め推薦している”におい”がします。違法コピーはユーザにとっても危険なことだと危惧していました。音楽ビジネスが儲からないものとなり、ヒット曲中心となり、似たような曲ばかりがはびこり、一般受けしないものはインディーズとして益々発見しにくいものになるのではと恐れていました。しかしiTunes Storeのおかげで、ロングテールな音楽を簡単に見つけ、試聴し、1曲から購入できるようになったことは、とても素晴らしいことです。話はそれますが、iTunes Storeに参加していないSonyのMoraですが、とにかく使いにくいし、探しにくい。せっかく持っている大量の作品群を売りたくないんだなとがっかりしてしまいます。
さて、今回Appleが発表したiCloudは、平たく言えば「聴く権利」の販売でしょう。音楽ファイルは個別にコピーしてもつのではなく、複数の聴く権利を購入した人が同じオリジナルのファイルを楽しむのです。おかげで、Appleが保管する最上の品質のファイルを利用することが出来ますし、別途に保管しHDを圧迫する必要もありません。これは音楽を販売する側にとってもフェアだと賛同されているでしょう。Appleのみと契約する音楽供給者が多く出現しても不思議ではないでしょう。音楽ビジネスは、また大きく変わるかも知れません。良い方向に。

WWDC CEO Jobs氏 講演前

(注 この原稿は6/7 1:00頃に書いています)
今年もWWDCがやってきました。Appleによる世界開発者会議。最近は1月のマックワールドが開催されなくなり、WWDCがAppleにとって最大の商品・サービス発表イベントとなっています。今年は、例年と違いテーマについては事前に発表されており、これには驚きました。iClaud、iOS5、OSX lionの3テーマです。しかし、冷静になってみると3つの名前が出てきただけで内容は全く話されていません。過熱気味の空気が少しクールダウンされた感じでしょうか。

あと、2時間程でJobsさんによる基調講演が始まりますので、期待を書いておきましょう。
iClaudは音楽ロッカーサービスだと予想されています。音楽ファイル以外にも保存できるでしょうが、その手のサービスは既にいくつか利用しており、それで満足していますので、AppleにはぜひiPhone, iPadをわざわざiTUnesにつながなくても良いような、母艦PC不要の環境を用意してほしいですね。無線環境さえあれば、良しみたいな。
iOS5。現在のOSに殆ど不満がないので、これ以上何を望めばよいのか検討がつきません。ハード的にはiPod TouchがiPadとiPhoneの中間の大きさのディスプレイになればと希望していますが、これは製品の話でOSの話ではないですね。
OSX Lionへの希望はUnix,Linuxと同様のパッケージ管理システムが正式に導入されることや、ファイル間でのWindowsとの親和性がもっと高くなること。会社に持っていっても、不便がないことですね。
さあ、あと1時間で始まります。

by yamada.masahiro@iphone

2011年6月4日土曜日

改めて 建築はどこにあるの?

メモを整理していると、一年ほど前に聴いた建築家 内藤廣さんの講演会のものをみつけました。東京国立近代美術館で開催された「建築はどこにあるの? - 7つのインスタレーション -」展での講演です。当時を思い出しながら、メモに肉付けしてみました。

建築は時間を制御する。良い建築は時間を遅らせることが出来る。逆に時間をすすめようとすれば、フェイクを作ればよい。例えばスナックはフェイクな空間。その中では時間は加速していきます。
それぞれの建築、アーキテクチャは本来はベクトルを持っています。しかし、都市の中では、お互いのベクトルが打ち消されてしまいます。
建築は空間を閉じます。
今回のインスタレーションでは、哀しみを、哀愁を、サウダージを感じると言う意外な体験をさせてもらいました。

「建築はどこにあるの?」では7人の建築家がそれぞれの部屋をもち、テーマに対する回答を用意しました。内藤さんの部屋では、暗いなかで、たくさんのレーザー光線で空間を切りとる仕掛けを用意していました。用意された羽衣のような布を空中に躍らせ、立体的な造形を閲覧者それぞれが作り、楽しめるようにしたものです。
建築とは、空間を切り取り、囲いこむもの。メモを改めて見て、その時の展示テーマに対する内藤さんの答は、そうではなかったかと思う次第です。建築は面白いですね。

2011年6月1日水曜日

ハイボール

ハイボールブーム以来、飲み屋で最初に飲む酒はビールからハイボールに変わりました。ブームの仕掛け役の角ハイは、従来のものよりアルコール度が薄めで、レモンが効いています。そのおかげでしょう、ガブガブと飲めます。そしてウイスキーなので、ビールより大人寄りなアルコール飲料との印象をもたれています。
調べてみると、ハイボールは不思議な飲み物で、そもそもハイボールと海外でオーダしても通用しないそうです。背の高いグラスにいれた飲み物? などと想像されてしまうらしい。まあ蒸留酒のソーダ割なので、xxxx アンド ソーダとオーダするのが正しいらしいです。ソーダ割という飲み方も高級だったり、女の子向けだったり、全然日本と違います。ものの本によればソーダ割が合うのは、しっかりと個性を持つ蒸留酒だそうで「ラフロイグ」が例に出されていました。そうそう、割るといえば海外ではコーラ割が大変ポピュラーらしいのですが、どんな味なのか想像出来ません。一寸ご遠慮したいですね。
角ハイでトレーニングを積み、最近は「森香るハイボール」がお気に入りです。白州のソーダ割で、ミントを足してあります。サントリーさんの作戦にどっぷりですな。


白州のリキュールな味わいが一寸好きで、角ハイと違い、少しづつ時間をかけて飲んでいます。さらに訓練を積んで是非、バーで「ラフロイグ&ソーダ」とキザに注文したいものです。