2011年6月19日日曜日

ムーンベースは月面基地

いつものように金曜日の夜を上野のサウナで過ごしました。週末になるとさすがに体はへとへとです。精神的なものなのか、土曜日の朝はボーっとしています。腰も痛いし、耳鳴りもします。けっして、サウナのリクライニングシートが硬いとか、飲み過ぎて胃腸が痛んでいるとか、寝る前にゲームをして興奮しているとかのせいではありません。
今日は何をしようかなと考えながら、サウナルームを出入りします。外はどんよりと曇っていますが、「パウル・クレイ展」にしようかと朝の露天風呂で決心し、まずはいつものように、上野の明正堂書店にいきました。店内をぶらりと立ち読みしているとみつけちゃいましたね。"Piece Maker 7巻"と"ジェリー・アンダーソン SF特撮 DVDコレクション 1 サンダーバード & 謎の円盤UFO"。早速購入し、結局いそいで帰って楽しむことにしました。パウル・クレイ展は、来週以降かな。

途中、西日暮里で乗り継ぎの時に駅ナカのフランスパン屋「TOKYO BACKHAUS」でバケットとベーコン・エビを購入。(初めて買ったのですが美味しかったので、また買いましょう。)

"謎の円盤UFO"は、日本で放送された当初の記憶はわずかしかありません。しかし何回も再放送を見たせいか、リアルで観た気分です。
それにしても、お子様向きの特撮ばかりの日本と違って、今も海外は大人が主役です。1時間以上とタップリ時間をとります。特撮技術は日本もまけていないのしょうが、ドラマの作り方は、そして作家に与えられる時間は断然海外のほうが上です。アニメの萌え絵ばかりのSFに少々げんなりしています。実写をたまに期待すれば、キムタクのヤマトではねえ。
さて謎の円盤UFOです。まずテーマ曲が恰好良いですね。ぜひ、iTunes Storeにもありますので探してみてください。日本の能天気な根拠のない楽観歌曲と違う、軽快、重厚、マシンナリーなインストルメンタル。脳内に植え付けられる曲です。そして、主役のストレイカー長官。沈着冷静な軍人タイプですが、地球防衛組織 SHADO(シャドー)の指揮命令系統では中間管理職。大きな陰謀のなかで翻弄され苦悩する姿も恰好良い。忘れていけないのはメカ。ジョリー・アンダーソンの世界では必ず印象的なメカが登場しますが、SHADOのメカがイカスのです。UFOの進入監視を行うコンピュータ衛星SID(シド)、UFOを最初に迎撃するのは月面基地Moonbaseから出撃するIntercepter (インターセプタ)。地球に進入したUFOを最後に葬り去る原子力潜水艦 sky-diverより発射されるSky-1。変形も合体もしません、ミサイルも数発しかもっていません。どうですか、このリアリズム。このシステム。
これを機会にジェリー・アンダーソンを楽しんみることにします。

きっと、サーバかサービスの名前に、SID(シド)とかつけてしまいそう。