2011年4月14日木曜日

椿

最寄りの駅に向かう途中に椿を見つけた。木の下にはこんもりと花が散っている。椿は桜のように花びらが一枚一枚、ハラハラと散るのではなく花まるごとポトリと散る。音がするのでは。夜な夜なぼたぼたと散る音が響き、落ちた花が月夜に照らされる様を想像すると生々しい。学名はcamellia japonica で海石榴とも書くそうだ。カメリアと言えばダイアモンド。深紅のキリッとした大人の女性のイメージだろうか。散り様から落馬を連想するらしく、馬の名前に使うことを嫌がる。実際、ツバキの名を冠した馬が落馬を起こしたこともあるらしい。それでは落語家の名前に使うのはいかがだろうか? きっちりと落ちると言う意味で!椿亭海石榴とか。